鉱石に声をかけることで輝き始める

ーピンクトルマリン （写真左）のキラキラと輝く姿に見惚れます。

玉井：様々な元素が入り混ざった鉱物の原石で、ここまで透き通っているのは珍しいんですよ。すごく純度が高いものになります。ほかにもウォーターメロントルマリン、最近注目を集めているレインボートルマリンなどあらゆる色をセレクトしています。

ーカラフルな姿を眺めているだけで元気が出てきました。

玉井：それはよかった。ありがたいことに足を運んでくださる方からその言葉をいただく機会に恵まれています。ちなみに、ポジティブな気持ちは鉱石にも届いているんですよ。

ーそうなんですね！ 途端に鉱石が感受性を持った生きもののように思えてきました。

玉井：鉱石を並べた棚の中段と下段では輝きが違っていませんか？　これは中段の方が人の目や手に触れる回数が多く、たくさんのエネルギーを受け取っているから。もし、鉱石を手に入れたらメンテナンスとして毎日「今日も素敵だね」「ありがとう」といった言葉をかけてあげてください。トルマリンの場合は月光浴や水晶クラスターの上に置いてエネルギーチャージするといいです。そうすると、日毎に輝きが増していきますから。同時に声をかけた持ち主もパワーアップさせてくれます。

色彩の豊かさも魅力

ーすごい。植物のように育てていく感覚ですね。

玉井：まさに。ところで、トルマリンは色彩の豊かさも特徴で、それぞれ異なるパワーを持っています。ちなみに、ピンクトルマリンは愛の引き寄せに有効とされています。さらに、ウォーターメロントルマリンとともに心をオープンにし、他者を受け入れるための第4（ハート）チャクラにも働きかけるそうです。

ー おもしろい！ ほかの色についても教えていただけますか。

玉井：ブルートルマリンは喉の部分にある第5チャクラを刺激し、何かを伝えたり、表現することがスムーズになるらしいです。心の静寂をもたらすグリーントルマリンは健康運と縁が深い。パープルトルマリンは自分らしさの確立を手助けするとされています。希少なレッドトルマリンは愛を理解する力を高めて、創造性を育むのだとか。

ー ウェルネスなアイテムにも応用されることが多いブラックトルマリンは？

玉井：生命エネルギーの基盤や安定を司る第1チャクラの活性に貢献しているところですね。人間にとっての根源となります。ここがととのっていると、大抵のことが大丈夫になりますから。

トルマリンのパワーを享受するには？

ーちなみに玉井さんは日常生活でパワーストーンをどのように取り入れているのでしょうか？

玉井：基本的にここ（店）にいるので、よそでも活用するというのはないかもしれない（笑）。日頃から石が発するエネルギーを吸収していますからね。強いて挙げるなら、PCの隣にブラックトルマリンを配置しています。トルマリンの発する電気の力で電磁波をカットしていますね。人工的な物に囲まれていると、どうしてもエネルギーが下がってしまう気がしています。

ー それぞれの色が持つ意味を知ると、自分が強化したいポイントに焦点を当てて選べるようになりますね。オブジェやアクセサリー以外にもトルマリンのパワーを取り入れる方法はあるのでしょうか？

玉井：鉱石が持つ波動を水に転写させた、ジェムエッセンスがおすすめです。これはオーストラリアのアボリジニの伝承医療でもあります。ブラックトルマリンが持つ浄化力をダイレクトに吸収できるので。補足として、量子力学という学問では、原子や電子など粒子の振る舞いとともに思考や感情も波動として考えられています。波動の観点から、ジェムエッセンスを摂ることによって感情のバランスがととのうと期待されているのです。

ーヘビメタを聞かせた水の結晶は鋭いものになり、焼酎の熟成時にクラシックを流すとまろやかな仕上がりになると耳にしたことがあります。それも波動が関係していそうですね。

玉井：そうかもしれません。波動には私たちの想像を超える力があります。

ー 目に見えないものがうねりとなって広がっているなんて、興味深いです。

玉井：そう。世の中には科学では計り知れないものもたくさんあるんですよ。私たちが扱う品はその最たるものと言えます。かつて、波動を測定したことがありました。0〜10は基本的には効果が見込めず、10〜14はカラダにとって良い働きをし、15以上は癒しの力が強いとされています。自然界にあるものは15以上であるケースがほとんど。トルマリンもそれに該当していました。鉱石は母なる大地に育まれているので、エネルギーが強い。自分らしく生きるために、パワーを分けてもらうのもひとつの手です。